The 1st single "still this beautiful world" is now available at various stores.

marigold rebirth

marigold rebirth

狂い咲く花、抑圧と再生の物語

aoi mukai

「狂い咲くこの花の 名前を知っている?」

愛という名の支配。繰り返される悪夢。割れた鏡に映る、傷だらけの自分。閉ざされた世界で育った少女は、逃げ場のない孤独の中で、やがて自らの内側に芽生えた憎しみと向き合う。

その感情は、静かに、そして激しく咲き乱れる。

これは、盲愛に囚われた少女が、自らの存在と生命の意味を問いかける物語。

contents

🎧 LISTEN — MUSIC & VIDEO

Official Music Video marigold rebirth — Full MV

Streaming / 音楽配信 Spotify / Apple Music / Amazon Music ほか

marigold (Rebirth) by aoi mukai | TuneCore Japan

THE STORY — 閉ざされた世界に咲く花

STEP
盲愛という名の檻

少女に注がれたのは、母親からの過剰な愛情だった。

「あなたのため」という言葉のもとに奪われていく自由。閉ざされた部屋で、少女は自らの意思を押し殺し、与えられた役割を演じ続ける。

その笑顔は、果たして誰のためのものなのか。

愛されることと、支配されること。その境界が曖昧になった世界で、少女は次第に自分自身を見失っていく。

「どこまでも逃げられない 閉ざされたこの部屋」

STEP
繰り返される悪夢

眠りから覚めても、悪夢は終わらない。繰り返し蘇る光景。積み重なった痛み。忘れようとしても消えることのない記憶。

やがて、押し殺してきた感情は激しい叫びへと変わっていく。

楽曲では、この場面で歪ませたボーカルと激しい演奏が前面に現れる。言葉だけでは表現しきれない混乱を、音そのものによって描き出した。

STEP
割れた鏡と、数えた傷

狂騒のあとに訪れる、突然の静寂。

割れた鏡の前に立ち尽くす少女。そこに映るのは、これまでの痛みを抱えた自分自身だった。鏡は、失われた自己像の象徴でもある。

しかし、割れた鏡を見つめるという行為は、これまで目を背けていた自分自身と向き合う瞬間とも解釈できる。

物語はここから、外の世界に対する抵抗だけでなく、少女自身の内面へと深く潜っていく。

STEP
狂い咲くマリーゴールド

「狂い咲くこの花の 名前を知っている?」

少女にとって心の拠り所だったマリーゴールド。その花は、やがて彼女の内側に蓄積された憎しみを象徴する存在へと変貌していく。

かつては自由への憧れを託した花。今、その花は抑圧された感情を解き放つかのように、激しく咲き乱れる。

希望と憎しみ。美しさと破壊。相反する感情が、一輪の花の中で交錯する。

STEP
REBIRTH — 終焉の先に残る問い

“I’ll draw my end no one else.”

すべてを他者に決められてきた少女は、ついに自らの結末を自分自身で描こうとする。しかし、彼女がたどり着く場所は、必ずしも明るい希望に満ちた世界ではない。怒りと憎しみを解き放った先に、何が残るのか。

“Tell me why, Tell me what life is for?”

なぜ生きるのか。何のために生きるのか。その問いに、物語は明確な答えを与えない。

再生とは、必ずしも幸福な結末を意味しないのかもしれない。それでも、自らの存在を問い始めた少女は、もはや以前の少女ではない。

MUSIC — 楽曲と映像の制作背景

SOUND DESIGN — 静寂と激情の対比

『marigold rebirth』では、ピアノとストリングスを軸に、静かな場面と激しいサビの対比を重視した。特に、繰り返される悪夢を描くセクションでは、ボーカルを大きく歪ませ、主人公の不安定な感情を表現している。

その直後に訪れる、割れた鏡の場面。楽器の激しさを抑えることで、それまでの狂騒とは対照的な静寂を生み出した。

そして終盤では、蓄積された感情が一気に溢れ出すように、楽曲は最大の盛り上がりを迎える。

VISUAL DESIGN — 静止画と動画の融合

映像では、少女の内面を直接説明するのではなく、鳥かご、花、鏡、閉ざされた部屋などの象徴的なモチーフによって表現した。

静止画を中心に構成しながら、重要な場面にはMidjourneyによる動画を限定的に導入。また、次々と切り替わるイラストによって記憶の断片を表現し、静かな場面では一枚のイラストを長く見せることで、時間の流れそのものにも変化をつけている。

音楽と映像が互いを補い合い、少女の内面世界を描き出すことを目指した。

MARIGOLD VISUAL ARCHIVE

EXPLORE THE MUSEUM

🌍 WORLD GUIDE — 物語の舞台を探索する

閉ざされた世界と、そこからの解放。

境界・閉鎖空間

愛情という名の支配によって閉ざされた部屋。少女が暮らす空間は、やがて彼女の精神をも閉じ込める檻となる。

ゴシック

盲愛、狂気、割れた鏡、死と再生。美しさと恐怖が同居する、作品の象徴的な世界を探索する。

夢・幻想

繰り返される悪夢と、現実の境界が曖昧になる世界。主人公の内面を幻想的な風景から読み解く。

🖤 EMOTION GUIDE — 感情を探索する

孤独

誰にも理解されない、閉ざされた部屋の少女。

怒り

抑え込まれてきた感情が、憎しみへと変わる瞬間。

絶望

割れた鏡に映る、痛みを抱えた自分自身。

反抗

「あなたのため」という支配を拒み、自分自身の意思を取り戻そうとする。

📖 THE WORD — 作品を読み解く言葉

ニヒリズム|虚無主義

「何のために生きるのか」という最後の問い。破壊の果てに訪れる虚無と、そこから生まれる新たな価値観を考える。

カタルシス|感情の浄化

抑圧され続けた感情が、歪んだ歌声と激しい演奏によって一気に噴き出す。音楽表現そのものと結びつくテーマ。

パノプティコン

監視され、行動を制限される世界。外側からの支配が、やがて内面にまで入り込む構造を考える。

RELATED VIDEOS

FRAGMENTS OF MARIGOLD

PVに至るまでに公開したショート動画。歌詞を中心にしたfragmentと、歌声や映像を中心にしたchorus。異なる視点から作品の世界をたどることができます。

動画テーマ
fragment vol.1閉ざされた部屋
fragment vol.2笑顔の裏に潜む支配
fragment vol.3繰り返される悪夢
fragment vol.4割れた鏡と数えた傷
fragment vol.5狂い咲くマリーゴールド
fragment vol.6終焉と自己決定
fragment vol.7生きる意味への問い

さらに、テロップのないchorusシリーズでは、歌と映像そのものによって同じ場面を表現しています。

RELATED WORKS

marigold — 原点となった物語

盲愛という名の束縛から自由を求める少女。『marigold rebirth』へとつながる、抑圧と解放の物語。

nowhere — もう一つの物語

『marigold rebirth』のアンサーソングとして制作された作品。同じ世界観を異なる視点から描く。

ethereal in another stillness — 静寂の世界

激情とは対照的な、静けさと孤独を描く楽曲。

ENDING NOTE

Ad Omega Per Tenebras

盲愛という名の束縛から、自由を求めた少女。繰り返される悪夢。割れた鏡。積み重なった傷。やがて彼女の内側に芽生えた憎しみは、一輪のマリーゴールドとなって狂い咲く。

その花は、救済なのか。それとも破壊の象徴なのか。すべてを終わらせようとした少女が、最後に問いかける。

Tell me why, Tell me what life is for?

生きる意味とは、誰かに与えられるものなのか。それとも、自ら見いだしていくものなのか。その答えを、少女はまだ知らない。

marigold rebirth — 闇の果てに、その先へ。

LYRICS

その手で踊る 虚ろな目は宙を舞う
笑顔のあなた それは狂った獣のよう

「あなたのため」と 喰わせる歪む盲愛
引き千切られた 花は詩う 自由を

You’re not still satisfied.
I keep falling over and over again.
I go deeper,deeper.
All i can do is live like this silent doll from now on.
This is reality.

どこまでも逃げられない 閉ざされたこの部屋
どれだけ痛みの中に 置き去りにされてるのか
いつまで続くのだろう 私は壊れてく
垂れ流した憎しみ それはこの花へ注ぐ 

目覚めるのは いつも悪夢 繰り返すの あの光景が

I’m scared of my silence finally lost.
I feel like I can’t be the same anymore.

割れた鏡の前には 私 立ち尽くして
そんな世界に生まれて 笑い 数えた傷

狂い咲くこの花の 名前を知っている?
溢れていく憎しみ 零すことなくあなたへ

Now it is time to kill.
Everything bleeds forever.
Now it is time to die.
I’ll draw my end no one else.

Tell me why, Tell me what life is for?
Tell me why, Tell me what life is for?

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この記事を書いた人

2022年から音楽活動を開始し、Vocaloidを用いた作品で独自の世界観を構築。楽曲には明確な物語性があり、映画や小説のようなビジュアルが浮かぶ構成が特徴。社会の矛盾や人間の脆さを、弱者の視点から鋭く描く.。

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